袋井市・大門大塚古墳

まるじゃが

2017年06月30日 06:00


袋井市の大門(だいもん)大塚古墳を訪れました。


この古墳は直径25メートル、高さ4.5メートルを測る袋井市内では最大級の円墳で、古墳時代後期(550年頃)に造られたそうです。

明治16年と昭和61年に調査が行われ、古墳のまわりに周溝を巡らしていたこと、棺を納めた場所は赤色の顔料が塗られた川原石積みの横穴式石室であったことが分かったとあります。

また副葬品には銅鏡、刀、金張りの馬具、玉類、須恵器や土師器の土器類などが出土しているようです。


私が気になったのはやはりその立地です。
(例によって下の「地図」の「地形」にチェックを入れてみてください)



ここはエコパや法多山尊永寺がある小笠山から西へ延びる丘陵の尖端にあります。
また、松林山古墳のある御厨古墳群からは、太田川・原野谷川をはさんだ対岸と考えることもできそうです。
そうすると、ここも水運と何らかの関係があった可能性があります。

ただ実際に現地に足を運んでみると、現在は古墳が住宅に埋れてしまい、残念ながら周りの景色を見渡すことはできませんでした。

原野谷川の上流には国史跡の和田岡古墳群というのもあるようで、また機会をみて出掛けてみたいと思います。

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