2013年05月30日

高槻市・今城塚古墳

大阪府高槻市を訪れる機会があったので、今城塚(いましろづか)古墳に行ってみました。
今城塚古墳は6世紀前半に築造され、全長約350メートル・全幅約340メートルと淀川流域では最大規模の前方後円墳だそうです。

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家、人物、動物など200点以上の形象埴輪が並ぶ埴輪祭祀場も発掘されています。

高槻市・今城塚古墳

古墳の被葬者は、6世紀前半に没した継体天皇とするのが定説とのこと。通常、天皇陵は立ち入りが禁止されていますが、この古墳は宮内庁が陵墓及び参考地として指定していないため(大阪府茨木市の太田茶臼山古墳を継体天皇陵としている)、一般人の見学できる数少ない天皇(大王)陵となります。

石室や副葬品は盗掘や地震による崩壊のためあまり残っていないようですが、古墳の規模や形象埴輪の種類と数はさすがといったところ。
また併設されている今城塚古代歴史館の展示も充実していて非常に見ごたえがあります。

高槻市・今城塚古墳

当日は天気が良かったせいもあって、地元の方が遊んだりお弁当を広げたりと(一応、お墓なのに)すっかり憩いの場となっているのが印象に残りました。

高槻市のホームページには、
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/daio/kodairekishikan/imashirozukakofun/1327496276409.html
平成16年から7か年計画で行った今城塚古墳の整備の考え方として以下のように書かれています。

「今城塚古墳の適正な保存を基本に、
1.郷土の歴史文化を学ぶ場。
2.散策や憩いの歴史的空間。
3.歴史文化に関するさまざまな活動をささえる拠点。
となる史跡公園にすることにより、都市の風格や市民の郷土への誇りと愛着をはぐくみ、特色ある地域文化を全国に発信していくことを目指します。」

確かにここなら興味と親しみを持つ地元の方も多いのではと感じました。

ぜひ遠州山辺の道の活動の参考としたいと思います。





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Posted by まるじゃが at 19:00│Comments(0)旅日記摂津
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