2014年06月16日

磐田市・松林山古墳

6/14、昨年に引き続き今年も「2014 国分寺まつり IN 遠江」に出かけました。

磐田東高サッカー部による天平の蹴鞠再現!

磐田市・松林山古墳

磐田青年会議所によるご当地ユニット ベリンダ☆ガールズ

磐田市・松林山古墳


その足で磐田市の松林山古墳に寄ってみることにしました。
松林山古墳は全長107mの前方後円墳で国指定史跡になっています。

まずは最寄りのうさぎ山公園の駐車場に車をとめ、案内看板をみて驚きました。このあたり古墳だらけです。

磐田市・松林山古墳

御厨(みくりや)古墳群というのだそうです。思わずテンションがあがります。

鎌田神明宮にお参りし、さらにその先へ進むと、天楠神社(祭神:菅原道真、楠木正成)が直径52mの円墳である高根山古墳の南斜面に鎮座します。

磐田市・松林山古墳

そのさらに先、神明中のグランドに沿った道を渡ったところに目指す松林山古墳がありました。

磐田市・松林山古墳

説明看板によると、昭和6年に発掘調査が行われ、長大な割石積みの竪穴式石室から、三角縁神獣鏡1面・内行花文鏡2面・四獣鏡1面・勾玉・菅玉などの宝器、剣・直刀・鉄鏃・短甲などの武器・武具類、斧・鎌・鋸などの農工具類が多数発見されたそうです。
築造は4世紀後半とのことで、赤門上古墳とほぼ同時代ということになります。

磐田市・松林山古墳

そしてここでも気になるのは、松林山古墳と鎌田神明宮の位置関係です。地図をご覧ください。


鎌田神明宮の参道から見ると、松林山古墳が社殿のほぼ後に位置することになります。
これは赤門上古墳と内野神明宮の位置関係にとてもよく似ています。
お互い磐田原台地と三方原台地の南東縁にあることも共通しています。

鎌田神明宮は、式内社である嶋名(しまな)神社ともいわれ、白鳳時代の白雉2年(651)に創建されたと伝えられているそうでそれ自体興味深いですが、古墳と神社の関係を探るうえでも非常に面白そうです。

磐田市・松林山古墳




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